ドキドキなファンタジー小説

自作の、 剣と魔法のファンタジー世界を基にした、 恋愛小説でございます♪♪ 「このサイトに掲載のイラスト・写真・文章の無断転載を禁じます」

あの夜、

苦しそうな私を見て、

ナイアさんは仕方なく してくれたのかもしれない

なんか、申し訳ない

ラベンナさんの話で、

ラビットちゃんのトゲは、

理性をくるわすもの、

とわかった

ナイアさんも知っていたはず、、

なんだか恥ずかしい

ナイアさんに、謝らないと、、

日空挺から出た夜、

結界を張った洞穴で休むことにした

チェリーとは少し距離をおく

腕のキズが痛む

いつもの様に薬を塗っておこう

何気なく服を脱いでしまったが、

後ろからの視線に気がつく

チェリーと二人きりだった、、

おそらく、彼女は男の身体を見たこともないだろう

困惑させてしまったか、、

だが少し、戸惑う彼女の顔を見たくなった

手伝ってくれないか、、

薬を塗って包帯を巻くくらい、容易くできるが、、、

やはり、彼女は恥ずかしそうにオレの前へ来た

うつむき加減で、丁寧に包帯を巻いてくれる

そんなあの子が、いとおしくも感じた、、

オレはどうかしている、、

自分が誰かをいとおしく思うなんて、、

毎晩 現れる悪夢

眠りたくない、、

チェリー、、

あの子の笑顔を求めている自分に気づく

不安で、自信がない、、

オレも同じだ

うつむき加減でも、時折見せる愛らしい笑顔

その笑顔に幾度となく救われた

チェリー、、

お前を守らせて欲しい

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