湖畔の宿
夕食後、
頭を冷やしたいと思い、外へ出る
ここは、、
眠れない夜、毎晩来た
そしていつも見ていた
うずくまり 小さな声で泣く娘の姿を
痛いほど分かった、
彼女の苦悩を、
励ましてやりたい、勇気づけてやりたい
と思った
しかし、オレはただ、
見守ることしかできなかった
だが、今は違う
彼女に近づき、彼女に触れ、
痛みを分かってやることができるだろう
そうしたい、、
カサッ
背後から人の気配を感じた
チェリー、
彼女の姿が目にはいると、
気持ちが軽くなった
駆け足でオレに近づいてくる彼女
いとおしい、、
好きだ、、